top of page
半弓道場と半弓場高山について
昭和4年、1929年に開業した高山の遊技場です。
明治時代に大流行し、かつては日本全国にあった半弓場、大弓場ですが、残念ながら半弓場としては、日本に残った最後の場所になります。
大弓とは異なるサイズの弓を用い、座って射っていただく弓矢です。的への距離は、約7メートル。10本の矢を、的の真ん中を目指して放ち、黒点から順に決められた点数の合計を競って楽しみます。50点以上を記録すると、得点板に名前を残していただけます。
そして令和5年、日帰りのお客様や、夜のご予定がある方も和弓の体験ができる「半弓場高山」を開場しました。
古いものがなぜか残っている町、ふたむかし前まではどこでも見かけたけど無くなってしまったものが残っている町。そして、大都市の当たり前が当たり前でない町。
そんな高山で和弓を楽しむことが、皆様の楽しい経験や思い出、高山の町を体験することにつながりますよう、スタッフ一同、頑張ってまいります。

弓道との違い
心身の鍛練をする日本の武道、弓道と半弓が大きく異なるのは、的に当てるのを楽しむ、道場に入っていただければ、その日その場所で弓を楽しめるということ。
弓道で引く大弓は、弓も大きく、的への距離も長く、基本の「射法八節」を学ばければ、矢を放つことすらできません。
が、私どもの半弓道場は娯楽の弓矢。
的までの距離が近く(弓道の1/4)、体全体を使って弓を引かなくてもよく、初めての方でも弓矢を楽しんでいただけます。
精神と礼節は、他のお客様に対して大事なことではありますが、まず弓を引いてみましょう!
そして、高い得点を出すための、構えや引き具合などをご自身で形を追求し、皆様自身で「技」を他のお客様と磨き合う「弓」をお楽しみください。